
血統は、馬の背景にある時間の積み重ねです。
父から受け継ぐ力。
母から受け継ぐ力。
牝系に流れる特徴。
そして、その馬がどの土地で生まれ、
誰の手を受け、どのように次へ向かっていくのか。
荻伏の誓いでは、
血統を単なる名前の並びとしてではなく、
一頭の馬が持つ可能性と、
次の世代へつながる記録として見ています。
勝つための配合を考えること。
馬の個性を見極めること。
その血を残すかどうかを判断すること。
すべては、人間の願いであり、
同時に責任でもあります。
だからこそ、血脈を扱う時には、期待だけでなく、
判断の理由も記録していきたいと考えています。
血脈
配合は、願いだけでは決められません。
血統の相性。馬体のバランス。
気性。距離適性。馬場適性。
産駒に出てほしい長所と、補いたい課題。
そして、現実的な費用や預託先、
将来の使い道も含めて考える必要があります。
荻伏の誓いでは、
門別の舞台を強く意識しています。
門別ダートでしっかり走れること。
早い時期から動けること。
丈夫に競馬を続けられること。
地方競馬で力を発揮できること。
そのうえで、ただ短期的な
結果だけを見るのではなく、
次の世代へどのような血を残せるかも
考えていきます。
配合は、理想と現実の間にある判断です。
だからこそ、その時に何を考え、
なぜその選択をしたのかを残していきます。
配合に込める考え
荻伏で生まれ、育まれた馬が、門別へ向かう。
門別で走った馬の経験が、
次の判断につながる。
その積み重ねが、
また次の一頭へと受け継がれていく。
血脈とは、血統表の中だけに
あるものではありません。
生まれた土地。育てた人。
走った場所。見守った時間。
迷った判断。残した記録。
それらもまた、次へつながる
大切な要素だと考えています。
荻伏の誓いは、血統を語るだけではなく、
一頭一頭の歩みと、その先にある次の命を、
静かに記録していきます。
荻伏から門別へ、
そして次の世代へ
繁殖牝馬

トライアンフオース
— Triumph Oath —
荻伏の誓いの原点にいる牝馬です。
その名は、Triumph Oath。
「勝利の誓い」。
荻伏の地で生まれ、門別の舞台へ向かった
この馬との出会いが、
荻伏の誓いの始まりとなりました。
一頭の馬を持つこと。
その歩みを信じて見届けること。
そして、その血を次へつなぐこと。
トライアンフオースは、荻伏の誓いにとって、
勝ち負けだけでは終わらない馬との関わり方を
考えるきっかけになった存在です。
タイムオブザーバー
— Time Observer —
タイムオブザーバーは、
地方競馬で100戦以上走り抜いた
経験を持つ牝馬です。
競走馬としての歩みを終えた後、
その経験と血を次の世代へつなぐ
繁殖牝馬となりました。
一頭の馬が様々な競馬場で積み重ねてきた時間。
そこで見せた強さ、課題、個性。
それらをどう受け止め、
次の配合へ生かしていくのか。
タイムオブザーバーの産駒には、
その歩みを受け継ぎながら、
新しい可能性を示してほしいと考えています。


血脈を
記録する理由
血統は、夢を見せてくれます。
けれど、夢だけで馬は育ちません。
馬には個性があり、体質があり、限界があります。
人間の期待通りにはいかないこともあります。
だからこそ、どの血を選び、何を期待し、
どこに不安を感じたのか。
その時の判断を、
後から見返せる形で残していきます。
結果が出た時だけではなく、
迷った時の記録にも意味があります。
荻伏の誓いは、
血をつなぐことの重さを忘れないために、
血脈の記録を続けていきます。